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Peter河内の PP&Mとの関わり(アメリカ編)
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Paul 河谷の独断PP&M名曲勝手考の"Early Mornin’Rain"の解説を読んで、ついつい昔を思い出してしまいました。もちろん、高校時代には、コピーの対象として聴いたり、演奏したりはしていましたが....。 |
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[その1] 今から十数年前、出張でアメリカへ行った時、あるうらぶれた地方の空港で、雪のため、飛行機が遅れ、その日のうちに帰れるかどうかわからない状態になりました。初めてのアメリカということで非常に不安でした。しかも一人っきりで! そこへどこかで聴いたような懐かしいメロディーが♪.......In the early mornin' rain, with a dollar
in my hand.....♪ 演奏だけの Early Mornin' Rain でしたが、どれだけ勇気づけられたことか計りしれません。プロペラ機しか飛べない(The Mighty Engine を持つボーイング707なんてとんでもない)空港でしたが、今でも鮮やかに甦ってきます。PP&M ありがとう!
[その2]
上記、"Early Mornin’Rain" の続編となりますが、印象に残っている曲がもう一つあります。これまた地方のうらぶれた木彫りの民芸品店での出来事でした。何の気なしに土産物を見ていたら、聴き慣れたメロディーが流れてきたのです。 "The water is wide, I cannot get over
〜" (There Is A Ship) ダルシマーとギターのアンサンブルが絶妙で、非常にすばらしかったのを覚えています。さっそく、その足で民族楽器の店へ行き、ダルシマーを買って帰ったのです。
[その3]
アメリカでの失敗談を一つ。アメリカへ赴任してまもなく、出張でノースキャロライナ州のホテルに滞在していた時、たまたまテレビのスイッチを入れてビックリ! PP&M が子供達の前で歌っているではありませんか。Peterのソロアルバムでしか聴けなかった Don't Ever Take Away My Freedom、知らない曲、なつかしい曲を織り交ぜた90分。ホテルのため、すぐにビデオ録画というわけにもいきません。
そこへ、テレビからのお知らせ、「120ドル以上の寄付でこのコンサートビデオをお送りします。」 画面の向こうにはたくさんの受話器とボランティアの人達。この機を逃してなるものかと、何もわからぬまま、PP&M のビデオ欲しさにカタコト英語で電話をしてしまいました。汗びっしょりの会話の末、最低の120ドル支払うことでビデオが入手出来ることになりました(その時点では通じたかどうか半信半疑)。 そして、2週間後、1本120ドルのビデオがインディアナ州の自宅へ無事送られてきました。ビデオタイトルは「Peter, Paul & Mommy,Too」。後でわかったことですが、PP&M のスペシャルイベントを組んで放送するPBSは公共放送、視聴者からの寄付で運営されるテレビ局で、私が120ドル寄付したのはノースキャロライナ州のPBSでした。その後、約1年間番組表が毎月送られてきました(ノースキャロライナ州ということで、私の好きなドックワトソンのライブ番組が沢山組まれていましたが、インディアナ州では全く役に立ちませんでした...当たり前!)。 その半年後、このビデオは19ドルで市販されました。120ドルは非常に高い買い物でしたが、一般より半年早く手に入れることができたこと、また、片言英語で見えない相手と会話し、物が買えたこと等、今では懐かしい思い出として残っています。PP&M との出会いから三十有余年,何かにつけて、PP&M にお世話になっているのです。この出来事以来、電話による買い物、ホテル予約がスムーズに行くようになったのは言うまでもありません。ちなみに、PBSの「Lifelines Live」では同じ失敗はくり返しませんでした。 |
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