ハート・ストリーム 活動履歴
 Live Report

2011年7月23日 Live at JIVE (広島)

東日本大震災チャリティー




毎年恒例になってきた広島でのライブ、今回も去年同様JIVEさんでお世話になりました。

4月の新宿BITでのライブ同様、日本中に大きな悲しみを与えた東日本大震災後のライブでもあり、みなさんと一緒に元気パワーをお送りしたくて、敢えて馴染みの多い曲や夢のある曲を選曲しました。

500 MilesPuffLemon TreeBlowin' In The Windやもちろん、Powerも演奏させていただきました。

未だ、福島原発の収束の目途も立たないままですが、原爆投下の被害を受けた広島でPOWERを歌うという、二重の意味で感慨深く、特に力を入れて演奏したい1曲でした。

メンバーの一人が今は広島在住であること、私の父が大学生の頃、原爆直後に広島に行き、被害を受けて亡くなった方々のお世話をさせていただいたことなど、個人的にも、広島という街を、そして、原発問題を身近に感じています。

PP&M、そして、作者のJohn Hallは、1979年からすでに原発反対の歌Powerを歌って訴えていますが、直接の被害経験のある日本人として、これからは、もっと切実に訴えていかなければならないのではと思います。

 "Power" John Hall
   

 (Maryはるみ)
   

ポール河谷の独断PP&M名曲勝手考より
Power (John and Johanna Hall)
 長年XX経済新聞なるものを読み続けているために自分の価値判断の基準が経済的合理性に偏ってしまっていると気付かされたのがこの曲です。PP&Mの演奏は、アルバム"Such Is Love"の中のライブ録音、25th Anniversary Concertのライブ映像で楽しむことができますね。
 一時はクリーンなエネルギーの代表として脚光を浴びかけた原子力発電に反対する強いメッセージを持つ歌です。洗練された歌詞の持つ美しい婉曲的な表現とPP&Mの力強いコーラスがこの種のメッセージ・ソングにありがちな押し付けがましさのない心地よい説得力を生みだしています。Heart Streamで取り上げることに決めた時に、この歌のメッセージへのメンバーの共感を高めるために探した原発に反対すべき最大の理由。それはやはり「手に負えない副産物」を生み出すところでした。Warm power of the sun太陽発電、Steady flow of the waterfall水力発電、Restless power of the wind風力発電、こんなに豊富な選択肢があるなかでAtomic poison powerは確かに要らないかも知れません。それにしても、"Spirit of living things as they return to clay"「土へと帰する生ける物の魂」 。石炭や石油のこんなに美しい呼び方があったのですね。

(2003年5月河谷徹孝)

■セットリスト

<The 1st Performance>
1.Early In The Morning
2.500 Miles
3.Cruel War
4.The Times They Are A-Changin'
5.
Lemon Tree
6.Settle Down
7.Gone The Rainbow
8.Puff
9.Don't Think Twice, It's All Right
10.Freight Train
11.Power


<The 2nd Performance>
1.When The Ship Comes In
2.The Cuckoo
3.Hurry Sundown
4.Hang Man
5.
Early Morning Rain
6.The First Time Ever I Saw Your Face
7.And When I Die
8.Kisses Sweeter Than Wine
9.The Kid
10.There But For Fortune
11.
Come And Go With Me

<Encore>
1.Music Speaks Louder Than Words
2.Blowin' In The Wind
3.If I Had A Hammer



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