2012年1月25日(米国時間)、半世紀にわたりPeter, Paul and Maryのハーモニーを支え続けたPP&Mの第四の声、ベーシストのRichard
(Dick) Kniss氏が他界されました。
一曲一曲が一つの物語のように仕立てられたPP&Mの美しいハーモニーを絶妙の音創りで際立たせるDickのベースは、私たちにベースという楽器の役割と無限の可能性をお手本として示してくれました。
心から感謝を捧げ、ご冥福をお祈りします。
「またひとり 素晴らしいベースマンがいなくなりました。『フォークソングのベースはこうやってアレンジするんだよ』って、彼のやさしい心が言っているような、素晴らしいベースラインです。無駄な音をできる限り入れないで、3人の歌のパートやハーモニーを尊重して、出しゃばらないように1番から2番、3番へと徐々に
盛り上げて音を増やしていく手法など、まさに美しいベース・メロディーの作曲家でした。ウェル・ウェル・ウェル、カム・アンド・ゴー・ウィズ・ミー、リッチマン・プアマンなど、弾いていてもうっとりするようなきれいな旋律は数え切れません。」(Heart
Stream ベーシスト 山中義晴)
Dickさん、あなたが残してくれた美しいベースラインは、Heart
Streamの演奏の中で、これからも大切に使わせていただきます。 |
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